はじめに言いますが、私は3台続けてスバル社の車を購入していますが、いわゆるスバルの魅力にどっぷり浸かったスバリストではないです。 また、車は好きですが、車はあくまでも生活の道具であって、無理をしてまでも分不相応な値段の車を買うタイプでもありません。(自分ではそのつもり) 

そんなごく普通な消費者であるcarport2017が、スバル車を3台続けて購入するに至った理由を考えてみました。


スバル車1台目 インプレッサスポーツワゴン

carport2017が初めてスバル車を購入したのは、かれこれ18年ぐらい前のインプレッサスポーツワゴンでした。当時、スバルはちょっと変わった趣向の人が乗る車という印象があったと思います。

ただ、私がスバルに興味を持ったきっかけは、大学時代に同じ大学に通うお金持ちのご子息達がやたらとレガシィに乗ってまして、それでレガシィに憧れを抱いたのがはじまりです。

じゃあなぜ初めてのスバル車としてレガシィではなく、インプレッサを購入したのかといいますと、それは単純に経済的な理由です。レガシィはまだ社会人3年目の私には高嶺の花だったのです。

ただ、自分の性格上、初めからインプレッサに決めることはせずに、それなりに雑誌のレビューを読んだり、各社の車のカタログを取り寄せて性能と価格を照らしあわせたりしたはずです。
でも結局のところの決め手は、スバルのディーラーの営業さんの感じが凄く良かったことだったような記憶があります。
あと、当時は今ほどスバルは流行っていなかったことと、carport2017の血液型がBであることが影響したのも間違いないでしょう。

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↑当時のカタログより。carport2017のインプレッサは白色でした。

インプレッサですが、1.5リッターのI's  sport というタイプでした。スポーツワゴンの中では下から2番目のグレードです。2WDでした。ちなみに当時はスバルといえば4WDなんて全然知りませんでした。

特徴は大型のルーフスポイラーやMOMO製本皮巻ステアリングとかですかね。タイヤ14インチですよ。上級グレードでも15インチ。 現行のインプレッサは17インチとか18インチなのでえらい違いです。
carport2017にとっては2台目の車ではありましたが、新車を購入した初めての車でした。1.5リッターなのでパワーはなかったですが、若い夫婦&乳幼児が活動するにはちょうど良いサイズで、なかなか使い勝手の良い車でした。また、色々な場所に連れて行ってくれてたくさんの思い出を残してくれました。
ちなみに、今でこそスバルは4WDとは言わすにAWDって言葉を使ってますが、当時は普通に4WDって使っていたんですねぇ。 

スバル車2台目 レガシィアウトバック

で、次の車はレガシィアウトバックです。BP9ですね。ついこないだまで乗ってました。11万キロ以上乗りました。
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乗り換えのきっかけは、長男が幼児になって我が家の遊びもキャンプ🏕だのスキー⛷だのになって、もう少し大きい車が欲しくなったことです。
BP9はですね、完全に一目惚れです。少し背が高くアウトドアなのに都会も似合うというスタイルに、超痺れたわけです。
価格はそれなりにしましたので、ディーラー試乗車上がりの少しお手頃価格になったものを探して購入しました。
因みにノアやセレナといったいわゆるワンボックスファミリーカー推しの妻からは、「無駄にでかい癖に人は5人迄しか乗れない」とか、「おっさんが乗る車だろ」とかで大いに非難され続けました。
carport2017はそんな妻からの容赦ない非難(まあ正論)に心をえぐられながらも、素晴らしいカーライフを送ることができたのでした。
実際の所、素晴らしい車でした。本当に大抵のところなら躊躇無く行けます。川辺のキャンプ場だとか、ぬかるんだ道だとかも高い車高と4WD(スバルなんでAWDというべきなんですかね)でお気楽です。
また、勾配の強い山道なんかも2.5リッターのエンジンでグイグイ進みます。
まさにグランドツアラーって感じの車でした。
アウトドアな車なんですけど、ボンネットのなんと呼んで良いのか知りませんが山形の出っ張り?とかが、なんだかエレガントで、都会を走ってもまた絵になるんですよね。
まあ難点といえば、当時のスバル車は後部座席の座りごごちがあまり良くなかったように思います。運転席や助手席はホールド感を感じられる形状で、座り心地も悪くなかったのに対して、後部座席はのペーっとした形状でホールド感もなく、シートも硬く、前席に比べてはるかに乗り心地は劣ります。
 
ただ、そんな欠点をものともしないだけの素晴い車でした。あまり街で同じ車に出くわさないのも、ちょっとした特別感があって良かったです。
このスタイルのまま、SGPベースで最新のアイサイトなどが付いた車があれば、是非購入したいです。
アウトバックよ、本当にありがとう。  

スバル車3台目 インプレッサスポーツ

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2017年6月に乗り換えた3台目のスバル車は、ぐるっと回ってまたインプレッサです。
今回、車を選定するにあたって重視したことは第1に安全性、第2にサイズでした。
近年技術の進歩により安全技術は飛躍的に向上しています。carport2017は運転は好きですが、常々運転は怖いと思っていますので、出来るだけ事故を予防できる安全な車にしたかったということ。
また、普段から妻がメインで使うため、BP9より大きくない事が必要でした。
候補は色々ありましたが、上記基準で選んで行くと、レヴォーグ、フォレスター、マツダのアクセラに絞られました。
どの車も良くて非常に悩みましたが、結局SGPで生まれ変わったインプレッサの走りや、最新のアイサイトを搭載している先進性と安全性に他にはない魅力を感じインプレッサを選びました。
もちろん値引きを含めた価格とのバランスや営業さんとの相性も含め、納得しての購入でした。

今月レヴォーグにアイサイト・ツーリングアシストが装備される事が発表されました。低速時でも自動追従が出来るようになったり、またカメラを利用したバックミラーなど、インプレッサよりも更に進歩した先進技術を搭載してますね。
レヴォーグには追い抜かれてしまいましたが、ここらへんの技術はまさに日進月歩ですので仕方が無いですね。
それでもリヤビークルディテクションのドアミラーのインジケータはインプレッサの方が気がつきやすい仕組みになっていてこの機能に関してはまだインプレッサにアドバンテージがあるように感じます。あぁでもバックミラー良いな〜。

因みにインプレッサの購入契約をした後で、この車でも良かったと思う車に出会いました。WRX S4です。ちょっと我が家の傾向と違いすぎて、思いもつきませんでしたが、運転してみると、乗って見るとスポーティーなだけではなく、上質な乗り心地でとても好印象でした。もしかしたら次の車はS4にするかもしれません。

結論

結論としまして、私がスバル車を選んできた理由ほ、その時々のタイミングで私の要求と合致した車(あるいは営業さん)がたまたまスバルだったという事ですね。

とはいうものの、スバルの車作りに対する姿勢に少なからず共感を持っている私がいるのも事実です。
車って色んな場所に人や物を運んでくれる素晴らしい道具ですが、安全である事が先ず前提だと思います。安全性を求めると運転席からの見晴らしは良く無いといけません。出来るだけ死角は少ない方が良いですし、Aピラー周りも向こう側が見える方が良いですね。また、安全性を求めると意のままに操れるような運転のし易さを追求する事に繋がりますし、そうなると結果的に運転の楽しさに繋がります。
そういう私の車に対する要求をスバル車は応えてくれるんですよね。
 
グローバル経済の中で生き残って行くためには、日本人だけを対象とした車の開発はもう出来ませんから、スバル車も内装などは少しづつ良くなってきました。それでも、新型のインプレッサに乗ってみて思うのは、スバルのお金のかけるところの順序は昔と変わっていないなぁということ。
燃費性能や内装や見た目の格好の良さが一番では無い(いや、格好が悪いといっているわけではございません)んですよね。
生き残りの為に選択していった結果かもしれませんが、そういう昔から変わらない哲学と言って良いのか、物作りの姿勢みたいなものに、親近感を抱くことを禁じ得ないのです。

ついでにいいますと、スバルの営業所って結構好きです。営業さんも車好きが多いですし、何よりスバル車に誇りを持って販売している姿勢も共感が持てます。メカニックの人達も真面目で可愛い子が多いですしね。

以上、車をよくわかっていない一般消費者が、なぜスバル車を選んだのかでした。